飼い主のモラル

先日、患者様宅に薬を配達した際、そのお宅の飼い犬に足を噛まれました。


「うちの家の犬は初対面の人は噛む。気に入らないえさでもやると、飼い主の自分でも噛まれる。でも、うちの犬は狂犬病のワクチン接種も、何種類かの予防接種もちゃんとしているから大丈夫(注:予防接種はその犬が病気にならないためのもので人には関係ない)。噛まれた傷はいつか治る。痛い思いをさせたことに関しては申し訳なかった。どうかこらえてほしい。」と、飼い主さんはおっしゃいました。


もし、自分の飼い犬が人をかんだ場合は、飼い主は保健所へ「飼い犬事故届」を提出するとともに、直ちに動物病院を受診し、狂犬病でない旨の診断書を提出する必要があります。今回の事を、保健所に届け出たところ、保健所から飼い主に連絡を取って下さり、その犬は狂犬病でないことが証明されました。

綺麗な歯型と、内出血でブルーに染まったふくらはぎは、確かにいつか治るでしょう。しかし、飼い主としてのモラルを考えさせられる出来事となりました。

私も犬の飼い主として今一度、飼い方を点検しました。飼い主の義務と責任を果たし、犬との楽しい時間を過ごしたいものです。

ハクビシャス

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