令和8年11月3日(火・祝)、G-ネットしが(滋賀県立男女共同参画センター)で開催された「第12回滋賀県在宅医療多職種キャリアアップ研究会」に参加しました。
今回のテーマは、「~食べることを支えることは、生きるを支えること~人類の『食べる』と多職種連携」。食べることを通して、本人の生き方や多職種連携のあり方を考える、大変意義深い研究会でした。
第1部:基調講演
第1部では、公立能登総合病院 歯科口腔外科部長の長谷剛志先生が登壊され、「高齢者の『食べる』を読み解く~医療と生活の有機的連携とは~」と題してご講演くださいました。
長谷先生は、震災からの復興が依然として道半ばである能登の中核病院で、入院患者の治療や手術にとどまらず、仮設住宅や介護施設への訪問にも精力的に取り組んでおられます。
講演では、医療(治療)の場における「食べられない障害を診る」という視点から、介護(生活)の場における「食べられない人を看る」という視点へと移行する際に、多職種による「フォロー」や「気づき」が重要になることをお話しくださいました。
また、「摂食嚥下機能低下」を診断するうえでは、疾患や背景といった病因診断をもとに、検査などによる機能診断を行い、「噛めない」「飲み込めない」「食欲がない」など、具体的にどのような状況なのかを示すことが重要であると説明されました。
さらに、高齢者の「食べる力」を地域の多職種で支える際の鍵となる7つの要因として、「か(環境)・に(認知機能)・や(薬剤)・し(心理)・ろ(老化)・え(栄養)・び(病気)」が紹介されました。病院や施設だけでなく、居宅を含めた地域全体で食支援を捉えることの大切さを学ぶことができました。
第2部:体験コーナー
第2部の体験コーナーでは、早口言葉や姿勢の維持などを取り入れながら、明日から実践できる口腔体操、肩こり体操、呼吸法を体験しました。
「明日から使える、教えられる」内容だったため、日々のケアや利用者への働きかけにもすぐに活かせそうです。
第3部:グループディスカッション
第3部では、食支援サポートツール「い~とみるカード」を活用したグループディスカッションが行われました。
実際に食事をしている様子の映像を見ながら、該当するカードを選び、「気づいたこと」や「改善できること」を、自職種の視点と多職種の視点の両方から話し合いました。
同じ場面でも、職種によって見えているものや関心のある点が異なることを実感し、多職種で意見を持ち寄ることの大切さを改めて感じました。
参加して・・・
この研究会に参加するのは3回目ですが、多職種が一堂に会し、それぞれの専門性や視点を率直に共有できる、非常に楽しく学びの多い研修会です。
「食べることを支えること」が「生きることを支えること」につながるというテーマの通り、今後も地域で多職種が連携しながら、その人らしい食と生活を支えていきたいと思います。
多職種連携、一人で悩んでいませんか?
研修会の参加費無料!参加しないなんてもったいない!
あなたの現場が変わるヒントが、きっとここにあります。
次回は是非ご参加を。
令和8年11月4日 小倉味穂


























