7月8日(木)に7月定例研修会が行われました。
会場(メディサポ)とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催でした。
「関節リウマチ診療において薬剤師が果たせる役割とは?」をテーマに堤整形外科の宮本茂輝先生にご講演頂きました。講演ではリウマチの病態や発症経路の説明から始まり、薬物治療におけるMTXの位置付け、重篤な副作用(血液障害)や、その副作用を防ぐための腎機能チェックや初期症状(発熱、咳、口内炎、吐き気、下痢など)の観察を薬剤師側も行うダブルチェック機能としての期待をして下さいました。また生物学的製剤と同等の効果が期待されるJAK阻害剤についてもご説明頂きました。
また、薬学部実習生もオンラインで参加して頂きました。その感想です。
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リウマチについては教科書で学んでいましたが、実際の患者さんの症例や手足の写真などを今回見せていただき、より深く学ぶことができました。
メトトレキサートは腎機能が低下している患者さんでは、入院に至るケースもあることから、前駆症状に気づき早めに処方医への受診を促すことが重要だと理解しました。前駆症状には、頻発する又は口腔内全体への口内炎、吐き気やいつもと違う倦怠感があることを患者さんに伝える必要があり、また、そういった症状の場合には患者さんに薬の服用の中止を促す必要があることがわかりました。
メトトレキサートはこのように服薬指導の際に注意する点が多くあり、その内容を具体的に教えて頂けたので今後に活かしていきたいと思います。
薬学実習生