4月8日(木)にオンライン(zoom)で定例研修会を実施しました。
株式会社ケーエスケーの病院統括部スペシャリティケア課オンコロジー担当の井尻由朗様に「がん治療と薬物療法(レジメンについて)」という演目でご講演いただきました。
抗がん剤治療は静脈内注射や点滴が多く、病院で実施されるため、薬局では副作用回避のための内服薬などの調剤がほとんどでありますが、近年では、病院がレジメンを公開していたり、患者さんのお薬手帳に実施されているレジメンが記載されていたりするなど、薬局薬剤師も抗がん剤治療における十分な知識がより必要となってきていることを学びました。
抗がん剤治療における薬局薬剤師の主な役割は、副作用により治療が中断するリスクを早期に回避することであり、患者さんが病院では話すことができなかった些細な症状などについても確認することが重要です。また、副作用の中には重篤でなくても患者さんにとっては深刻であるような場合もあるため、患者さんに合わせた対応が必要であり、服薬指導の際には注意を払って実施したいと思います。