2023.2.16 令和4年度第5回 居宅介護支援事業所研修会がオンラインで開催されました。ケアマネジャーを中心に、100名を超える方が参加されました。
その研修会にて当会より「在宅医療のケアチームにおける薬局の活用法」について西井会長から情報提供していただきました(資料は介護福祉委員の馬場先生、戸田先生が提供して下さいました)。
まず、居宅療養管理指導では何ができるか、どのような方が対象となりえるのか、具体例をあげて説明いただきました。また、介入することでどのような改善が見られたかの実例も紹介していただきました。多職種との連携については、サービス担当者会議へも参加するので、ぜひ声かけいただくようにお願いされました。
参加されていた方は、時折うなずきながら真剣に聞いてくださっていました。
質疑応答では、
との質問がありました。
① 対象と思われる患者様の相談があれば薬剤師が対応する
② 主疾患の担当医一人から指示があれば、全診療科の医師からもらう必要はない
③ メーカーにより価格および仕様はさまざまであり、当日は1社のHPにより実際の機器を紹介。患者様の服薬コンプライアンス等を鑑みて導入してみてはどうか。
と返答されました。
また、参加された方からの感想には、
「これまで、この程度のことを薬剤師に相談していいのかと思っていたが、今後は積極的に相談し、利用者の生活改善を目指していきたい」「担当者会議にぜひお声かけしたい」等
私たち薬剤師をより身近に感じてもらうことができ、一緒に取り組んでいこうという前向きな意見が寄せられていました。
地域医療には多職種の連携が欠かせません。こういった研修会を通じて顔の見える関係を築き、医療にかかわるそれぞれの職種がそれぞれの職能を生かし、地域の方々に必要なサポートが行き届くよう努めて参りましょう。
2023.2.18
学術担当 理事 小倉味穂