7月24日に長浜赤十字病院の吉田先生と坂井先生をメディサポにお招きして、コロナワクチンの調整・分注の実技研修を行いました。当日はビタミン剤と生理食塩液をファイザー製ワクチンに見立てて、吉田・坂井先生のレクチャーを受けながら、実際にシリンジを用いて薬剤の調整と分注を行いました。滋賀県でも職域接種や集団接種が行われており、湖北薬剤師会の薬剤師の先生も既に参加されていますが、自治体からの要請にも応じることが出来るよう準備をしておきたいと思います。
7月24日に長浜赤十字病院の吉田先生と坂井先生をメディサポにお招きして、コロナワクチンの調整・分注の実技研修を行いました。当日はビタミン剤と生理食塩液をファイザー製ワクチンに見立てて、吉田・坂井先生のレクチャーを受けながら、実際にシリンジを用いて薬剤の調整と分注を行いました。滋賀県でも職域接種や集団接種が行われており、湖北薬剤師会の薬剤師の先生も既に参加されていますが、自治体からの要請にも応じることが出来るよう準備をしておきたいと思います。
7月8日(木)に7月定例研修会が行われました。
会場(メディサポ)とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催でした。
「関節リウマチ診療において薬剤師が果たせる役割とは?」をテーマに堤整形外科の宮本茂輝先生にご講演頂きました。講演ではリウマチの病態や発症経路の説明から始まり、薬物治療におけるMTXの位置付け、重篤な副作用(血液障害)や、その副作用を防ぐための腎機能チェックや初期症状(発熱、咳、口内炎、吐き気、下痢など)の観察を薬剤師側も行うダブルチェック機能としての期待をして下さいました。また生物学的製剤と同等の効果が期待されるJAK阻害剤についてもご説明頂きました。
また、薬学部実習生もオンラインで参加して頂きました。その感想です。
↓↓
リウマチについては教科書で学んでいましたが、実際の患者さんの症例や手足の写真などを今回見せていただき、より深く学ぶことができました。
メトトレキサートは腎機能が低下している患者さんでは、入院に至るケースもあることから、前駆症状に気づき早めに処方医への受診を促すことが重要だと理解しました。前駆症状には、頻発する又は口腔内全体への口内炎、吐き気やいつもと違う倦怠感があることを患者さんに伝える必要があり、また、そういった症状の場合には患者さんに薬の服用の中止を促す必要があることがわかりました。
メトトレキサートはこのように服薬指導の際に注意する点が多くあり、その内容を具体的に教えて頂けたので今後に活かしていきたいと思います。
薬学実習生
7月7日と8日の2日間、各4名×2回×2日間の小グループに分けて研修を行いました。
1つは湖北薬剤師会で購入、会員で共同利用をする予定の簡易型クリーンベンチの取扱い、使用方法について薬剤師会担当者による説明を行いました。もう1つはスミスメディカルジャパン様のご協力のもと、PCAポンプの貸出機を用いてPCAポンプカセットへの薬剤の充填を始めとした機器の取扱い、使用方法について研修を行いました。薬剤師会としても初めての取り組みでしたが、今後の無菌調剤等の需要・期待からとても興味深い、有意義な研修となりました。
6月10日(木)に6月定例研修会が行われました。
会場(メディサポ)とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催でした。
「無菌製剤処理の基礎知識」をテーマにニプロ株式会社の河合様による実演を交えた講演でした。講演では無菌調整時のシリンジと注射針の接続やアンプル操作、溶解が必要なバイアルの調整方法などをオンラインで実演して頂きながら説明して頂きました。続いて同じくニプロ株式会社の澤様にインフューザーポンプの取り扱い、操作方法、ポートについて、そしてポータブルクリーンベンチやポンプに関する保険点数についてご説明頂きました。
また、【統合失調症の評価尺度】として薬原性錐体外路症状評価尺度(Drug Induced
4月8日(木)にオンライン(zoom)で定例研修会を実施しました。
株式会社ケーエスケーの病院統括部スペシャリティケア課オンコロジー担当の井尻由朗様に「がん治療と薬物療法(レジメンについて)」という演目でご講演いただきました。
抗がん剤治療は静脈内注射や点滴が多く、病院で実施されるため、薬局では副作用回避のための内服薬などの調剤がほとんどでありますが、近年では、病院がレジメンを公開していたり、患者さんのお薬手帳に実施されているレジメンが記載されていたりするなど、薬局薬剤師も抗がん剤治療における十分な知識がより必要となってきていることを学びました。
抗がん剤治療における薬局薬剤師の主な役割は、副作用により治療が中断するリスクを早期に回避することであり、患者さんが病院では話すことができなかった些細な症状などについても確認することが重要です。また、副作用の中には重篤でなくても患者さんにとっては深刻であるような場合もあるため、患者さんに合わせた対応が必要であり、服薬指導の際には注意を払って実施したいと思います。
3月11日(木)にオンライン(Zoom)で定例研修会を実施しました。
研修会では市立長浜病院呼吸器内科の野口哲男先生に「薬剤師に知ってほしいこと 結核の治療」という演目でご講演頂きました。結核の病態や、最近増えている非結核性抗酸菌症のこと、検査・診断法や薬物治療について分かりやすく説明して頂きました。日本ではまだまだ患者数の減らない結核には、継続的な服薬管理が必要であり、そこには我々薬剤師の力が必須であると改めて感じました。結核は感染が成立しても免疫による封じ込めで一生発病しないことが多いが、発病するとその治療は数か月~数年に及び、また耐性菌の出現を防ぐために多剤併用療法が基本となるため、患者さんへの負担が大きい。そこで、「DOTS」と呼ばれる直視監視下短期化学療法によって、患者さんが服薬の重要性を理解して確実に服薬することができるように、患者さんの治療の終了まで一貫した支援を行うことが求められ、結核罹患時の薬剤師による服薬指導は非常に重要であることを実感しました。
次に、滋賀県長浜保健所 医療福祉連携係の横山哲也様に「滋賀県薬局DOTS」についてご講演頂き、薬局で「DOTS」を実施するまでの流れについて説明して下さいました。結核に罹患した患者さんの確実な服薬を支援するためには、保健所と薬局による連携が不可欠であることを再認識しました。
今回の研修会は湖北薬剤師会としては5か月ぶりの開催となりました。30名を超える先生方にご参加頂きました。ありがとうございました。今回は講師、受講者共にWeb会議ツールを用いた会議形式でしたが、いかがでしたでしょうか?
コロナ禍にあっても、状況を判断しながら、様々な方法で今後も研修会を続けて参ります。みなさまのご参加をお待ちしております。
9月10日(木)メディサポにて久しぶりの定例研修会を行いました。
新型コロナウィルス感染予防対策下での研修会のため、会場での検温、健康チェック表の記入、研修会場の振り分け等、ご不便をおかけしましたが、皆様のご協力のおかげでスムーズに運営することができました。会場27名Web13名合計40名の先生方にご参加頂きました。ありがとうございました。
今回は市立長浜病院 腎臓代謝内科責任部長の森田善方先生に「ガイドラインを中心とした高尿酸血症の解説+医療安全につながる知っておくべき腎機能の評価法」についてご講演頂きました。
「ガイドラインを中心とした高尿酸血症の解説」については、尿酸値のコントロールは必須ではないが、患者様に負担のない安全な薬物治療ができるのであれば、CKDの治療・痛風治療に有用であることをご自身の体験を踏まえてお話しいただきました。
「医療安全につながる知っておくべき腎機能の評価法」については腎機能を評価する検査値(eGFR、CCr等)の特徴と注意点について詳しくお話しいただきました。
また、薬局薬剤師がCKDシールの貼付されたお薬手帳を持参された患者様へ他科からロキソニンが処方されたことを把握し疑義照会したことを評価してくださいました。
かかりつけ薬局は様々な医院の処方を一手に引き受けるため、医師が把握できない他科処方を把握することができます。また、処方箋に公表されている血液検査結果を基に薬を評価することもできます。患者様にやさしい薬物治療のために、今回の研修会の内容を活かしていきましょう。今後も、さまざまな分野の研修会を企画しております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
開催日時 2020年9月13日(日) 14:00~17:00
会場 滋賀県立文化産業交流会館 第1会議室
去る9月13日(日)の14:00から、
湖北薬剤師会 戸田真史先生の司会のもと、在宅緩和ケア研修がスタートしました。
薬剤師の対人業務へのシフトが進む中、最近では在宅医療の現場において、薬剤師が多職種と連携して患者さんをケアする場面も多くみられるようになって来ていると思います。ただし在宅緩和ケアにおいては、まだまだ薬剤師が関わる機会は少ないように感じます。
今回の研修会では、医療用麻薬の薬物治療についての講義や、医療材料・衛生材料についての講義、実際にPCAポンプの使用方法の実技体験も行われました。また実際に薬剤師が関わった症例発表もあり、参加した先生方にとっては、在宅緩和ケアのハードルが低くなるような、とても有意義な時間になったと思います。
5月23日(土) メディサポにて 令和元年度 一般社団法人湖北薬剤師会 総会が開催されました。
そこで会長の改選が行われ、会長に大森徹也(どんぐり薬局)が就任致しました。
役員も新体制となりましたので、令和2年度は新体制で運営して参ります。