活動報告

12月定例研修会を開催しました

令和4年12月8日、Web形式で今年最後の定例研修会を行いました。

今回は「急性冠症候群に対するカテーテルインターベンションの現状および二次予防のための脂質低下療法を考える」と題し、市立長浜病院 循環器内科 高島弘行先生にご講演いただきました。(当日は扁桃炎による声の不調にも関わらず、予定通りご講演いただいたことに深謝いたします)

講演では日々の薬剤師業務の中では触れる機会の少ない「カテーテルインターベンション(=手術)の歴史・術式」について画像や映像を用いてご説明いただいたことが鮮烈に記憶に残っております。

一方、薬剤師業務に関連することとしては数々の論文を引用した動脈硬化に対する脂質管理のための薬剤使い分けや重要性についてご講演いただきました。

確かに脂質管理の薬剤は頻回服用のものがあり、服薬指導の際に確認される残薬の日数調整は少なからず行っていますが、今回の講演では単に残薬調整するだけでなく服用の必要・重要性を患者さんと再確認し根気よく続けられ寄り添った服薬指導が必要という学びを得ました。

さて来年1月は毎年恒例の「新年医療安全研修会(オンライン)」を予定しています。

新年は医療安全を再認識してスタートしましょう!

2月以降も日々の業務に役立つ学びが盛り沢山の興味深い研修会が目白押しです!

来年も皆様と定例研修会でお会いできることを楽しみにしております。

                           R4.12.17

                             研修担当理事 小倉味穂

2022年12月17日

11月定例研修会を開催しました

令和4年11月10日、今月もWeb形式で定例研修会を開催いたしました。

今回は「人生貧血の古今東西~実臨床の勘所、鉄代謝もふまえて~」と題して、市立長浜病院 腎臓代謝内科 森田善方先生にご講演いただきました。

貧血の分類や鑑別という基礎から、腎性貧血の診断・治療に関して論文やガイドライン、実臨床データを用いて、丁寧にわかりやすく説明していただきました。注目すべき検査値など、患者様への助言に即活用できるご講演でした。薬剤師側からの質問には、薬品調達や在庫など薬剤師の苦心にも心を寄せていただきつつ、「フォーミュラリー」(地域単位で適切な薬剤を用いることで、医薬品の管理を安易にしつつ、臨床的にも適切な薬剤を選択可能にするための機能)についてもふれていただきました。

今後も、つながりを大切にしつつ、地道な努力によって、病院と地域の薬局が密な関係を構築していける一端を担っていければと思います。

皆様の研修会への積極的なご参加をお待ちしております。

R4.11.17

研修担当理事 小倉味穂

2022年11月17日

多職種連携研修会 講演について

多職種連携研修会 講演について
日時:令和4年10月17日(月) 14:00~15:00
開催方法:Zoomミーティング
参加職種:訪問看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、行政担当者など

先日、長浜米原地域医療支援センター主催の多職種連携研修会において「薬剤師から多職種に伝えたいこと」として、一社)湖北薬剤師会 より2名の先生にご講演いただきました。

①「ポリファーマシーとは?その概念や気を付けるべきポイント」

~ タケシタ薬局 竹下 裕基 先生
ポリファーマシーの概念や原因などを、他の職種にも分かりやすくかみ砕いて懇切丁寧にご説明いただきました。

初めて概念に触れる方が多かったようですが、聴講者は皆様一様にご理解いただけたようでした。

②「ポリファーマシーの解消につながった事例紹介」

~ ファーコス薬局いずみ 三浦 奬大 先生
薬剤師が介入して多職種と連携することにより、アドヒアランスの向上や残薬・併用薬の解消・整理につながった好事例をご紹介いただきました。
日々の業務の中で起こり得る事例であるため、どのように対処したかを今後の糧としていただけました。

日頃、薬剤師が取り組んでいる地道な仕事を多職種の方々に知っていただき、必要性と活用法をご理解いただける良い機会であったと思います。これからも薬剤師は「よりよい地域医療を提供」できるよう他の職種との情報共有を密に、連携を進めていきたいと思います。

学術担当理事 小倉味穂

2022年10月26日

実習生発表会・定例研修会・例会を開催しました

2022年10月13日定例研修会を開催しました。
今回は実習生発表会、例会とも時間を続けて開催しました。長時間にもかかわらず、30名近くの先生方にご参加いただきました。
定例研修会は、「保険薬局として心がけたい糖尿病療養指導とは~「腎」と「仁」大切にする」と題して、薬剤師の酒井孝征先生にご講演いただきました。
これまでの先生の経験や知識を、時にダジャレも入れながらわかりやすく丁寧に、そしておしげなくお話しいただきました。
「薬局に相談に来られるのは、自分の中にすでに答えを用意しておられ、ただその気持ちを後押ししてほしいだけ」という言葉が印象的でした。あれダメ、これダメ、こうでなくてはいけないと言われ続けてきた方の気持ちの逃げ道を作ってあげることも薬剤師の役割だとおっしゃっておられました。「聴く、気付く、つなげる」重要性を改めて感じました。
酒井先生にはぜひまたご講演いただきたいと思います。
実習生報告では、長生堂速水店で実習中のTさんに発表いただきました。
今回の研修会講師である、酒井先生に「これからの薬剤師人生はバラ色の道ですか?それともいばらの道ですか?」と尋ねられて「バラ色の道です」と答えてくれました。
これからの人生は納得のいくことばかりではないとは思いますが、若い世代の方が、前向きな気持ちで将来に向き合ってくれていることに喜びを感じました。
私たちも未来につなげる努力をおしまず、日々謙虚な気持ちでいたいと思います。

学術担当理事  小倉味穂

2022年10月15日

健康サポートフェアを開催しました

2022.10.2

爽やかな秋晴れの下、えきまちテラスにて「薬剤師による健康サポートフェア2022」を開催しました。

昨年に続き2回目となる今回も中北薬品様に共催いただき

①「ボディプランナー」による体組成の測定②「ボディチェッカー」による血管年齢の測定

③管理栄養士による栄養相談

④健康運動指導士による運動指導

⑤薬剤師による認知症検査とお薬相談

を行いました。

地元の方々をはじめ、観光を目的でお越しになられた方にも興味を持っていただくことができ、健康に自信のある方もしっかりと自分の身体に向き合っておられました。

昨年もご参加いただいた方もおられたため、今後も継続的にこのようなイベントを続けていく必要性を感じました。

また、各薬局では普段から健康に関する相談を行っておりますので、御自身のかかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師にいつでもご相談ください!

最後になりましたが、フェア開催にあたりご協力いただいたすべての方々に感謝申し上げます。

湖北薬剤師会 理事 小倉味穂

2022年10月6日