令和6年1月27日17:00~メディサポにて開催いたしました。年明け最初の研修会、大雪の後の集合研修でしたが、19名の先生方にご参加いただきました。
「ヒューマンエラー削減にむけて」と題して、株式会社KSK営業支援部の永平渉さんに講師を務めていただきました。
薬局業務の中で起こりえる様々なリスク、そのリスクが起こりえる背景について丁寧に説明いただきました。「人は必ず間違いを起こすことを踏まえ、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動を誰もが実践し組織で事故防止に取り組む、万一事故が起きても被害は最小限にとどめられるよう、伝えただけなく伝わったかを確認するコミュニケーションを実践することが重要」だと改めて学ぶことが出来ました。
この研修会でたくさんの気づきが得られたと思います。この内容を薬局内で共有し、再度手順等を見直すことにより、安心安全な医療を提供できるよう努めて参りましょう。
今年も、皆様の業務の糧となる研修会を 開催できるよう努力して参りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
令和6年2月6日
湖北薬剤師会 理事
学術情報委員 小倉味穂
2023.10.18 13:30~15:00 メディサポにて、湖北介護支援専門員連絡協議会(ケアマネ協)との合同研修会を行いました。ケアマネ42名、薬剤師12名の他、長浜市長寿推進課から4名が参加され合計58名での研修会を行うことが出来ました。
今回の研修会は、実際に顔を合わせてお互いの距離を縮めることを一番の目的としました。
まず、講演①では、湖北ケアマネ協会長の桐山辰也様にケアマネ役割と業務内容についてわかりやすく説明していただきました。また、「ケアプランに居宅療養管理指導を位置づける、薬剤師をサービス担当者会議に呼ぶ、ケアプランを渡す」ことでお互いが「支援チームの一員」として連携し合える有効な手段となると述べられました。
次に講演②では、当会会長より薬剤師はどのような在宅業務を行っているか実例を紹介されました。また、事前にケアマネさんから寄せられた質問への回答として「処方医も処方日数も違う薬を1包化する方法」を説明された場面では、残薬と受診日を細かく刻んで行う管理方法に会場から感嘆の声が上がるほどでした。薬を考えるうえで「コンプライアンス」より「アドヒアランス」、あくまで利用者様の生活ありきで業務を行っていることをアピールされました。
最後の講演③では、「互いの職能発揮に向けて」と題し、お互いがつながる方法の提案がなされました。「お薬手帳にケアマネの名刺を貼っておく」、「かかりつけ薬局を持つように促す」、「些細な事でも連絡を取り合う」。当たり前のことかもしれませんが、いままでお互いに遠慮してできなかったことが少しずつ標準化され、より密度の高い在宅医療を進めていきたいという、両職種の想いを認識し合えたのではないでしょうか。
今回この研修会を企画するにあたり、ご尽力いただきましたケアマネ協の山口様はじめ、役員の皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
ぜひこれからもこのような研修会を定期的に開催してほしいというお声もいただいております。その際にはぜひご協力よろしくお願いいたします。
なお、今回の研修会では、研修後にアンケートを実施しております。結果に関しては後日何らかの形で公表したいと思います。
令和5年10月23日
学術情報委員 小倉味穂
令和 5年 8月30日
簡易型クリーンベンチ・PCAポンプカセット充填実技研修会を開催いたしました。
湖北薬剤師会が所有する簡易型クリーンベンチの周知、湖北地域で汎用されているPCAポンプカセットへの充填手技習得のため、毎年この研修会を開催しております。
今年は11時・13時の2回開催にそれぞれ4名と3名の先生が参加され、下記内容を研修していただきました。
① PCAポンプの基礎知識・CADD‐Legacy®の使用方法
スミスメディカル・ジャパン株式会社 布留川 真己 様
② 簡易型クリーンベンチの取扱方法、PCAポンプカセットへの薬剤充填手技
どんぐり薬局近江店 井上 康輝 先生
③ PCAポンプカセット適応症例発表(ビデオ上映)
どんぐり薬局近江店 増田 登美子 先生
井上先生には、説明書には書いていないクリーンベンチの使用の際の注意点やカセットに薬液を充填する際のコツを、実技を交えながら丁寧に説明していただきました。
湖北圏域では自局で簡易型あるいは固定型クリーンベンチを所有している薬局はごくわずかですので、この研修会をきっかけにかかりつけ薬局として患者様からの依頼に対応できるよう、無菌調剤体制の確保に簡易クリーンベンチ利用契約をぜひご活用ください。
最後になりましたが日常業務でお忙しい中、講師を務めていただきました井上先生、事例を発表いただきました増田先生、充実した研修会にするためご協力いただき誠に
ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
令和5年8月31日
学術情報委員 小倉味穂
令和5年6月18日 長浜文化芸術会館で催されました、第45回湖北口腔保健フェスティバルに湖北薬剤師会から出展させていただきました。
中北薬品㈱のご協力のもと、「骨ウェーブ」による骨の硬さ測定、「ボディーチェッカー」による血管老化分析、「物忘れプログラム」による簡易認知症チェック、「ボディプランナー」による体組成の測定、管理栄養士による栄養相談、そして薬剤師によるお薬相談、お薬手帳カバー作成をおこないました。
梅雨の中休み、汗ばむ陽気の中ではございましたが、フェスにはおよそ1400名の方が来場され、薬剤師会の企画には、のべ220名の方に参加していただきました。
参加者からは、骨強度や体組成など普段目に見えないものを値として認識できたことが良かった、親が測定している間に子供はお薬手帳カバーを作るなど大人も子供も楽しめる企画でよかったという声をいただきました。
今回の参加者の大半が、小学生とその保護者であったことに驚きつつも新たな発見もありました。普段薬局になじみのない方々に薬剤師の存在をアピールできたのではないでしょうか。
今後も様々な活動を通して、薬剤師を身近な存在と感じていただけるよう努力し続けたいと思います。
最後になりましたが、今回ご協賛いただいた中北薬品様、そしてご協力いただいた会員の先生方に感謝申し上げます。
来月の定例研修会は、「歯科」に関する講演になります。そちらにもたくさんのご参加をお持ちしております。
令和5年6月21日
湖北薬剤師会 理事
学術担当委員 小倉味穂
今回は、「学校薬剤師のいろは」と題して、学校薬剤師部会の森邦博先生、上野暢之先生のご協力のもと、久しぶりに会場での集合研修を行いました。
私からは、学校薬剤師経験者として、実際の業務内容、および学薬現況調査での質問に対する回答をお話しさせていただきました。
森先生からは学校薬剤師部会の委員として「学校環境衛生コンクール」の補足説明と「薬物乱用防止教室」の県薬提供資料のリニューアルについて、実際におこなっておられる薬物乱用防止の内容を踏まえて詳しく説明していただきました。
上野先生からは、学薬で使用している機器の説明と、円滑な機器貸し出しのための新たな手段について説明いただきました。
すでに学校薬剤師をされている先生方にとっては、情報の共有と業務内容の再確認、そして、これから始めていただく先生方には、業務に興味を持っていただける内容となるよう努めたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか?
実際に測定機器を体験していただけたのは、会場研修ならではだと思いますし、なにより森先生の情熱を感じていただけたのが良かったのではないでしょうか。
私個人としては、同じ場所に集って一体感や温度感を感じることが出来たことを嬉しく思います。
なお、今回の研修会の内容は、当日参加いただけなかった先生方にも、共有したいと考えておりますので、しばらくお待ちください
来月からはまたWebでの研修会が続きます。WebにはWebの良さがありますので、多数のご参加をお待ちいたしております。
令和5年6月12日
学術情報委員 小倉味穂