第7回 湖北薬薬連携の会を開催しました。

令和5年3月23日(木)19時30分からメディサポとWebのハイブリッドにて開催いたしました。

湖北地域3病院から12名、地域薬局から19名、合計31名の先生方にご参加いただきました。

長浜赤十字病院 薬剤部の橋本拓郎先生に「臨床検査値を読み解く~Cockcroft-Gaultのピットフォール~」と題してご講演いただきました。

まず、臨床検査値各論として、血液検査の検査値一つ一つに対して、何を見るための値か、どこに注目して見るべきかを丁寧に説明していただきました。

また、腎機能の指標とするCockcroft-Gault式のメリット、落とし穴(ピットフォール)についてご説明いただき、それをもとに実際の処方の疑義についてわかりやすく説明いただきました。

連携カフェでは、検査値を活用し、処方変更に結び付いた薬局での事例を上野先生から発表していただきました。続けて、グループワークでは実際の腎機能低下患者の処方内容の検討を行っていただきました。各グループ積極的なディスカッションがなされていました。

病院薬剤師の先生方から「病院・薬局それぞれの薬剤師が意見を出し合う形の研修は久しぶりでしたが、大変勉強になりました。」というご感想もいただきました。またWebを利用した開催方法に関しては「グループワークもオンラインのほうが緊張しないかなと感じました。」と新たな開催方法にも好意的なご意見をいただきました。(グループによっては音声が聞こえないという事象が発生したことお詫び申し上げます)

コロナ禍にあったこの3年間は開催することがかないませんでしたが、今回久しぶりに開催し、薬剤師としての使命を果たすための「知識の共有」、「思いの共有」の大切さを改めて感じました。今後もお互いの存在がより身近に感じられるような会の開催を企画して参りたいと思います。

最後になりましたが、ご協賛いただきました住友ファーマ株式会社様、株式会社ケーエスケー様に厚くお礼申し上げます。

 

                             2023.4.7

                             湖北薬剤師会 理事

学術情報委員 小倉味穂

2023年4月7日